あこがれの競泳水着(2)

 

4.続・舞と由佳里

 次の日、舞は練習に行くことができなかった。その次の日も、次の次の日も、舞は練習に行かなかった。顧問の先生や友人が心配して教室まで訪ねて来てくれたが、「体調がすぐれないんです」と言ってごまかした。ただ意外だったのは、友人の口から「日野先輩も舞のこと心配してるよ」という言葉が出たことだ。

「それ、ほんと?」

 その時席に座っていた舞は、思わず立ちあがってしまった。

「えっ、うそな訳ないじゃん…」

 突然の舞の反応に驚きながらも、友人はさも当然というように答えた。

「……そう……」

 せんぱいが自分の事を心配してくれている。たとえ形だけの心配だったとしても、舞にはたまらなく嬉しかった。しかし、部活に顔を出し、由佳里と会う勇気はどうしても出なかった。うなだれて黙りこくってしまった舞の顔を、友人達が心配そうに覗きこんだ。

「……大丈夫? 今日は、来れる?」

 舞は答えられなかった。

「無理はしなくていいけど、来れたら来た方がいいよ。せんぱいも、待ってるし…」

「…………うん。ありがと」

 それだけ、ぽつりと答えた。

 

 授業が終わり、課外の時間。掃除当番以外のクラスメートがわいわいと教室から出て行く中、舞は教室でまだぐずぐずしていた。部活に行く決心はついていなかった。

「舞ちゃん、一緒に掃除したい?」

「あ、ごっめーん。すぐ出るから」

 からかうように当番の子から言われ、舞は手を振って教室から出た。出たものの、しかし校内に行くあてはなく、かばんを持ったままとぼとぼと歩き回った。

(中に入らなくても、外から、覗くくらいなら…)

 しばらく歩き回り、校内の人影もいい加減少なくなってきた頃、舞はぐらつく心をようやく固めた。せんぱいに会いたい。でも、会えない。だったらせめて、外から見るだけでも…。舞はかばんを握る手に力をこめ、屋内プールに足を向けた。

 プールが近付くにつれ、心臓が高鳴った。もう練習は始まってる時間なので、部員の誰かと会うことはまずない。それでも、羞恥と不安がないまぜになった感情は高ぶらないことはなかった。

 プールに通ずる渡り廊下に、誰かが壁に背を預けて立っている。はっとした舞は、足がすくんだ。壁によりかかり、足元を見つめるように下を向いているその横顔は、由佳里だった。廊下で立ちすくむ舞に気付くと、由佳里は確認するように少しの間じっと見つめ、それからおもむろにゆっくり、近付いてきた。その顔は、怒るでもなく笑うでもなく、無表情だった。

 舞は近付いてくる由佳里の顔を正視できず、思わず顔を背けた。逃げ出したかった。でも、できない。

「水上さん、来てくれてありがとう」

 舞と正対するように立ち、口を開いた由佳里の声は、どことなくぎごちない。

「えっと、少し、歩かない?」

「……はい」

 舞の返事を聞き、ゆっくりと由佳里は歩き始めた。ただし、プールに向かってではなく、校舎に向かって。

「あの、先輩、部活は…」

「え? ああ、今日は…いいの」

 由佳里は舞の方をちらりと向いてそう答えた。答えてから、少しはにかんだような笑顔を見せた。

(せんぱい……怒ってないの?)

 舞はうつむいたまま、視線だけを由佳里の方に向けた。彼女の横顔は、会った時のように無表情なものに戻っていた。

 

 それから2人は、玄関まで連れ立って行き、靴を履き替えて学校の外へ出た。少し歩き、学校近くの公園までやって来た。普通に児童用の遊具がある他、簡単な散歩道も整備してある広い公園だった。2人は、相談するでもなく、黙ったまま連れ立って散歩道へ入っていった。

 午後の日差しに照らされた散歩道は人影もなく、どこか遠くから聞こえて来る子供の遊ぶ声の他は、2人の足音だけが響いていた。舞はどうにもいたたまれなくなり、おずおずと口を開いた。

「あの、せんぱい…」

「えっ? ああ、ごめんなさい」

 考え事をしていたらしい由佳里は、びくっと肩を震わせて舞の方を向いた。ぼんやりしていたところを見られたせいなのか、その顔はほんのり赤く染まっていた。

「座ろっか」

 そこは散歩道に中ほどにある広場で、ベンチも整備してあった。由佳里の言葉に、舞は黙ってうなずき、そうして2人はベンチに腰を降ろした。

 それから少しの間、無言の時間が流れた。2人ともうつむいたまま、お互い眼を合わせることもなく、黙って座っていた。

 最初に動いたのは、由佳里だった。彼女は言葉を択ぶように、少しおずおずとした感じで口を開いた。

「…あのね水上さん」

「はい」

「自分でも、どう言ったらいいか分からないんだけど……」

 彼女はうつむき気味のまま、膝の上でもじもじと手を動かしながら言った。

「あの時は、あなたを許せなかったわ」

 舞は黙っていた。由佳里は、ゆっくりと言葉を継いだ。

「いきなり、あんな事されて…恥ずかしくて、信じられなくて、許せなかった。でもね、その、私を想ってくれる気持ちだけは嬉しかったわ」

「え…」

 思ってもいなかった由佳里の言葉に、舞は思わず顔を上げた。由佳里も同時に舞の方を向き、期せずして2人向き合う形になった。由佳里と近くで見詰め合い、舞の心臓は大きく鼓動した。由佳里も、顔を赤らめ、しかし顔をそらすことはできずにいた。

 一瞬の静寂の後、由佳里が、金縛りが解けたように慌てて顔をそらして口を開いた。

「でもね、気持ちは嬉しいといっても、私はあなたを、後輩としてかわいいと思ってるから、その、愛とか好きとかじゃないのよ、だからもう、あんなことは…」

 真っ赤な顔をして言い訳のように話す由佳里の声を聞きながら、舞は、あふれだした涙をぬぐった。由佳里の配慮がたまらなく嬉しかった。

「…せんぱい、ありがとうございます。その、そう言ってもらえて嬉しいです」

 顔をそらしていた由佳里が、少し舞の方を向いた。そして普段の穏やかな表情に戻ると、泣いている舞に自分のハンカチを差し出した。

「…私も、もう少し水泳続けるわ。だからもう、いきなりあんなことしちゃダメよ。…さ、ほら。涙ふいて」

 舞は無言のまま頭を下げ、ハンカチを受け取った。声を上げて泣き出しそうなのを、じっとこらえていた。

 そのまま、少し時間が過ぎた。2人ともうつむき気味のまま黙っていたが、漂う雰囲気は穏やかだった。

「…せんぱい、今日の部活はほんとにいいんですか?」

 少したって、落ち着いた舞が、口を開いた。

「ん、いいのよ。大丈夫」

 由佳里は舞の方を向き、にこりと微笑んだ。舞の胸が高鳴る、最高の笑顔だった。

「そうそう。私のうちね、このすぐ近くなの。折角だから少し寄って行かない? お茶でもご馳走するわ」

 

「おじゃましまーす」

 由佳里の家は、公園からほど近いマンションにあった。小声で挨拶しながら、舞はそろそろと中に入っていった。しかし返事はない。

「両親は共働きなの。私、一人っ子だし、昼間は誰もいないわ」

 舞の疑問を見透かしたように、背後から由佳里の声がした。

「そこがダイニングよ。ゆっくりしてて。今、お茶を淹れてくるから」

 玄関から短い廊下が伸び、その先には食堂と居間があった。舞は低いテーブルにL字型のソファが設えられた居間に入り、ソファにそっと腰を降ろした。食堂にちらと視線を向けると、いつの間にかどこかにかばんを置いてきたらしい由佳里が、キッチンに立っているのが見える。

 物がぶつかり合うかたかた、かちゃかちゃ、という小さな音が続き、そしてやんだ。

「お待たせ。ダージリンよ」

 プラスチックの盆を持った由佳里が現れ、テーブルにティーカップとティーポット、そしてクッキーを持った皿を置いた。静かにカップに茶を注ぎ、舞の前に差し出す。舞は頂きます、という風に頭を下げた。

 由佳里は続けて自分のカップに茶を注ぐと、舞の右側はす向かいに腰を降ろした。それから、いただきます、と小声で言い、カップを持ち上げて、少しうつむいて口を着けた。

 舞も同じくカップを持ち上げて口を着けた。着けながら、視線だけを由佳里の方に向けた。彼女は目を閉じて少し茶を飲み、それから漂う香りを嗅いで、誰に見せるともなく微笑んだ。少しだけぱさついた髪がかかったその横顔は、すっきり整っていてたまらなく綺麗で、舞は思わず見とれていた。

 紅茶を一口堪能した由佳里がすっと目を開ける。舞は慌てて視線をカップに戻すと、紅茶をそろそろと飲んだ。一度、様子をうかがうように視線を上げると、由佳里と目が合った。

 由佳里の目が、どうしたの、と問いかけていた。

「すみません。その、せんぱいの横顔綺麗だから…」

 そう答える舞の声は先細りで、最後の方は声にならない。由佳里は、はにかんだような笑顔を顔に浮かべた。

「うふ、ありがとう」

 そうして紅茶をもう一口飲むと、カップを置き今度は少し真剣な顔になった。

「水上さんの気持ちは、嬉しいわ。これはほんとよ」

「せんぱい…」

 心にこみ上げる切なさの余り、舞は由佳里の隣に寄り、膝の上に置かれた彼女の手に、自分の手を添えた。一瞬、由佳里は驚いたようにぴくりと身を引き、舞の方を向いた。

「せんぱい、あたし、あたし…」

 由佳里が自分を見ている。舞はうつむいて自分の手を由佳里の手に添え、しかしそのまま動けずにいた。どう言ったらいいのか、何をしたらいいのか、分からない自分がもどかしくて悔しかった。涙がこぼれそうになり、舞は顔を横に背けた。

 その時、舞が手を添えた由佳里の手が、するりと動いた。彼女の手の緊張がほどけ、舞の指に、自分の指を絡めてきた。舞ははっとして、弾かれたように顔を上げた。由佳里と、目があった。

「水上……舞ちゃん」

 2人はお互い見詰め合った。髪が触れ合うほどの近さで、視線が結ばれ、吐息がからみ合った。由佳里は小刻みに震える手を舞の頬に当てると、彼女の涙をそっとぬぐった。そして、彼女の唇に自分の唇を重ねた。

 それは舌を使わない、軽く唇を重ねるだけのキスだったが、それでも舞は甘い陶酔を味わった。

 舞がもぞもぞと身を動かした時、体が背もたれからずれ、彼女はあお向けに倒れ込んだ。

「きゃ!」

「あっ」

 由佳里も一緒に倒れこみ、丁度、由佳里が舞を押し倒したような格好になった。

「……ご、ごめんなさい、こんなこと…」

 我に返った由佳里が、制服の乱れを直しながらおどおどと身を起こした。

「お、お茶冷めちゃったわね…」

「せんぱい!」

 立ちあがって片付けに入ろうとする由佳里の動きを、舞の声が縛った。

「せんぱい、好きです」

 舞はソファへ身を横たえたまま、緊張に震える声で言った。

「お願いです。抱いて、ください…」

 由佳里は答えなかった。右手に盆を持ち、左手を胸の前で握り締め、黙って立っていた。やがて、からん、と盆を床に落とすと、意を決したようにブラウスのボタンを外し始めた。続けてスカートのファスナーを降ろし、ホックを外す。彼女が手を放すと、スカートは音もなく床に落ちた。そして最後にブラウスを脱ぐと、下着に包まれた由佳里の豊満な体が現れた。

「せんぱい、きれい…。来て、下さい」

 舞の求めに、由佳里はソファへと近付いた。舞は目を閉じ、じっとソファに身を横たえた。気配で、由佳里がしゃがみこんだのが分かった。そのまま待っていると、ぎごちない手つきで、ブラウスのボタンが外されて行った。が、途中で、由佳里が息を飲んだ気配があり、手が止まった。舞は目を閉じたまま、おずおずと口を開いた。

「あの時着ていた、スクール水着です…… ずっと、制服の下に着てました」

 見つめているであろう由佳里の視線から逃れるように、舞は顔を横に背けた。制服の下の秘密。それが他人の目に晒されている。彼女は頬の辺りが熱くなるのを感じ、自分の顔に朱がさしているのを知った。

 舞はじっと待った。そしてついに、由佳里の手は再び舞のブラウスのボタンを外し始めた。ボタンを外し終わると、続いてファスナーを下ろす音がした。彼女がわずかに腰を浮かせると、スカートが脱がされた。彼女は今や、スクール水着の上にブラウスを羽織っただけの姿で、ソファの上に横たわっていた。

 緊張しているらしい由佳里の、はあ、はあという呼吸音が聞こえる。そのまま待っていると、由佳里の右手が、舞の太腿に触れた。目を閉じていた舞の肌は敏感で、思わずぴくんと反応してしまった。一瞬、由佳里の手は怯えたように引っ込んだが、やがて再び舞の肌に触れた。腿を撫で、続いて水着の上から、腹を、胸を、時々戸惑ったような動きをしつつ、それでも優しさを込めて、撫でていった。

(由佳里せんぱいが、私の体に触ってる…)

 舞は目を閉じたまま、肌の感覚に集中した。由佳里の手は胸の周りを撫でた後、おずおずと、水着の上から乳房に触れる。そしてそのまま、舞の乳房を、揉むというよりはさするに近い動きで触った。

 胸を触る一方、由佳里の左手が、今度は舞の下腹部にそっと触れた。やはり、おずおずと、ためらうような動きをしつつ、左手は水着の上を秘部に向かってゆっくり降りていった。

 由佳里の指は、まず恥丘の周囲をさすると、さらに降り、股間をゆるやかに円を描くように撫でた。それから、秘部の割れ目をなぞった。それはじれったいくらいおずおずとした動きだったが、少しずつ、舞の体を温めていった。水着越しに胸と秘部へ由佳里の指を感じ、舞は横を向いたまま、わずかに口を開け、声を出さないように熱い吐息をそっともらした。

 髪の毛が頬にかかるのを感じ、由佳里が顔を寄せたのを感じた。舞が顔を上に向け、心持ち口を開けると、そこに由佳里の唇が重ねられた。舞は由佳里の唇を舐めると、その間に舌を滑り込ませ、さらにわずかに開いた前歯の間から、奥へと挿し入れていった。由佳里の舌が出てくると、それに自分の舌を絡み付けた。由佳里の舌はぎごちなくそれに答え、舞の舌に唾液を垂らした。

 キスの間、由佳里の手は、舞の胸と秘部を、水着越しに撫で続けていた。その動きはとても遠慮がちで、大人しい。

 キスが終ると、舞は目を開けた。見下ろしていた由佳里と目が合う。由佳里の目は、悦びと、恥じらいと、戸惑いの入り混じった色を浮かべていた。思わず視線をそらしてしまった由佳里の豊満な体を、舞は手を伸ばして抱き寄せた。

「ん…」

 抱き寄せられ、由佳里の口からわずかに声がもれた。舞はそのまま、すっと体位を入れ替えると、由佳里にしがみ付くように身を寄せた。胸に耳を当てると、大きく脈打つ由佳里の鼓動を感じた。

 舞は身を起こすと、ソファの横に滑り降り、かがんだまま素早くブラウスを脱ぎ捨てた。完全に水着姿になった舞は、右手でブラジャー越しに由佳里の乳房をゆっくりと揉み始めた。刺激に慣れてないらしい由佳里は、たちまち肩で呼吸をし始め、瞳を潤ませた。

 そんな様子の由佳里を見て、舞は左手で、ショーツの上からそっと由佳里の秘部に触れた。

「…せんぱい、もう濡れてるわ」

 囁くようにそう言うと、舞は、今度は由佳里の秘部を指先で軽く突いた。由佳里はびくんと反応し、体を硬直させると、右手を口に当てて喘ぎ声が出るのをこらえた。

 舞は左手でちくちくと秘部を責め続けながら、右手で由佳里のブラの肩ひもを外し、胸を露にした。その乳房は白く、豊満で、ピンク色の乳輪が花びらのようにくっきりと浮き出ていた。舞がぐっと乳房を握ると、たまらなく柔らかく、すべすべとした感触が彼女に伝わってきた。

「あっ、くふっ……はあぅ」

 彼女が強く乳房を揉み始めると、もう由佳里は声を我慢できず、手で口を押さえながらも、途切れ途切れに喘ぎ声を上げるのだった。

「我慢しないで、せんぱい」

 言いながら舞は、右手で、ぴんと立った由佳里の乳首をつまむ。由佳里の喉がひくっと反り返り、声にならないかすれた喘ぎ声が洩れた。舞はさらに左手の指をショーツの中にもぐり込ませると、由佳里の最も敏感なところを直接擦った。

「あひっ!」

 由佳里の体がソファの上でびくびくと痙攣し、半開きの潤んだ目がから涙がこぼれ落ちた。今や由佳里の秘部は、にじみ出た愛液でたっぷりと濡れていた。割れ目に沿って舞が指を動かすたび、ちゅくちゅくと音を立てていた。

「せんぱいのあそこ、もう洪水みたい」

 舞の言葉に、由佳里は力なく首を横に振るだけだった。

 羞恥を浮かべる表情とは裏腹に、由佳里の体は、舞の責めで興奮し、火照っている。舞は左の手の平全体をショーツの中にねじ入れると、中指をずぶずぶと由佳里の膣に挿し入れた。

「っ!!」

 由佳里は背を弓なりにのけぞらせ、息をのんだ。十分に濡れたそこは、舞の指を何の障害もなくずっぽりと飲み込んでいった。たっぷりとした愛液で濡れなじんだ柔らかい秘肉が、軽く指を締めて来る。中指を完全に挿し入れた舞は、今一度、由佳里に言った。

「せんぱい、奥まで指入ってるよ」

 そしておもむろに、由佳里の秘部をぐちゅぐちゅと掻き回し始めた。由佳里は喘ぎ声も出せないくらいに体を硬直させ、ぶるぶると震えた。そして、一気に頂点に達した。

「う、くふ、あぐううっ!」

 びくん、びくんと波打つように体が痙攣し、舞の指をくわえ込んだ秘部が締まった。弓なりに硬直したままの姿勢で、最後に一吐き息を吐くと、由佳里の体ががくりと折れた。いつしか彼女の体はべっとりと汗ばみ、額には汗で髪が張りついていた。意識の遠のきを示すように、目は虚ろで、目尻から涙が流れ落ちていた。

 舞は指を抜き、体を起こすと、はだけた由佳里の乳房に、ずらしたブラを乗せた。そして、急にあふれてきた涙をぬぐうと、由佳里の胸にそっとしがみついた。

「せんぱい、だいすき…」

 その呟きに答えるように、由佳里の腕が、彼女を優しく抱きしめた。

 

「ねえ、せんぱい…」

 それから少しして、舞は由佳里に抱かれたまま口を開いた。

「お願いがあるんですけど」

「…なに?」

 絶頂の嵐が過ぎて落ち着いたらしい由佳里の、尋ねる声がする。由佳里の手がそっと髪を撫でるのを感じつつ、舞は頼んだ。

「あの、せんぱいも、水着着てくれませんか」

「え…」

 舞を撫でる由佳里の手の動きが、ぴたりと止まった。驚きのせいか、由佳里の声は少しかすれていた。舞は、羞恥で顔が赤くなるのを感じながらおずおずと口を開いた。

「わ、私、まだイッてないんです。水着姿の、かっこいいせんぱいに抱かれて、イきたい…」

 舞は目を閉じ、恥ずかしさを堪えて言った。その声は、少し震えていた。数瞬の沈黙の後、由佳里の声が答えた。

「いいわ… 私のかばん、持ってきて。台所にあるから」

「…せんぱい、ありがとうございます」

 舞は至福の笑みを浮かべると、立ちあがってキッチンに向かった。そしてキッチンの隅に由佳里の荷物を見つけると、部活用のかばんを取り上げた。かばんを持ってダイニングルームに戻ると、起き上がった由佳里がソファに座っていた。左手で胸を隠し、歩み寄る舞の方を見た。

 乱れた髪は手櫛で撫で付けられただけ、その顔には未だわずかに朱が差し、額には汗で前髪が貼りついている。少し疲れてけだるそうな色も見えたが、そこに舞はなまめかしい色気を感じた。

「…はい、せんぱい」

 舞は、かばんを由佳里に手渡した。由佳里は左手で胸を隠したまま、右手でかばんを受け取った。床に置いて、ファスナーを開け、中を探った。そして、きちんと折り畳んだ競泳水着を取り出した。舞はソファの横に立ったままそれを見つめ、これからの出来事にとくとくと胸を高鳴らせた。

 由佳里はさらにかばんを探ってスイムショーツも取り出すと、床に置いた。着替えの段になり、由佳里は少し困ったような表情を浮かべて舞の方に目線を向けた。舞は、由佳里が舞の目の前で着替えるのを恥ずかしがっている事が分かっていたが、敢えて気付かないふりをして見つめ続けた。

 ついに由佳里もあきらめ、ソファに座ったまま、隠れるように着替え始めた。座ったまま素早くショーツを脱ぐと、アンダーをはき、次いで水着を手に取った。まず下半身に水着を着て、それから立ちあがり、しわを伸ばしながら、肩ひもをかけていく。

 由佳里が立って水着を着始めると、舞はうっとりとした表情を浮かべてソファに歩み寄った。そして、競泳水着姿になった由佳里を、体の線をなぞるようにして触った。

「せんぱい、素敵…」

 由佳里は、少しくすぐったそうに身を引いた。舞はさらに一歩前へ出て、由佳里に軽くしがみ付いた。

「えっと、私、こういうのってよく分からないんだけど…」

 戸惑った由佳里が、尋ねるように言った。舞は一旦由佳里から離れると、改めて、由佳里の首に両腕を回した。

「いいんです… せんぱいが、触ってて気持ちいいとこ、そこを… 舞のところを、触ってください」

 舞は熱っぽく言うと、右足を由佳里の足の間に割り込ませた。そしてそのまま、ソファに腰を降ろした。由佳里は舞に引っ張られる形でソファに倒れこみ、丁度、ソファに座る舞に馬乗りになる格好になった。

 淫らな態勢に由佳里は少しの間顔を赤らめていたが、やがて、意を決したように戸惑いの表情を消すと、左手を舞の肩に当てて体を支えた。そして右手を口許へ持っていくと、人指し指と中指を立て、舐め始めた。

 由佳里は、最初は舌を使って指周りをじっくりと濡らしていった。それからおもむろに口の中に入れ、吸うようにして舐める。何度か頬をすぼめて吸うと、今度は指先を唇のところまで出して、しゃぶる。その間、由佳里は舞の目をじっと見ていた。

(由佳里せんぱいの、指…)

 由佳里に見つめられ、舞は、自分の秘部が指を求めて熱を帯び始めるのを感じた。甘い期待と興奮で、彼女の心臓は大きく鼓動し、耳の奥にその高鳴りを響かせた。彼女は両手を由佳里の首からほどき、両脇にだらりと垂らした。

 唾液が滴るほどに指が濡れると、由佳里は、黙ってそれを舞の口許へと差し出した。舞は心持ち口を開け、舌を出し、指を迎え入れた。

「あん…んっ」

 顔を少し傾けて、指の付け根から指先の方へ、舞は舐めあげて行った。由佳里の唾液と舞の唾液が混じり合い、指を伝い流れ落ち、舞の水着にぽたぽたと滴り落ちて行った。

 由佳里は体を前に乗り出して、のしかかるようにして舞をソファに押しつけた。指は、舞に舐めさせたまま指先だけ軽く曲げ、舞の口に挿し入れた。一方左手は下に伸び、舞の秘部を水着の上から軽く揉み始めた。

「んん…んんんっ」

 口に指を挿し入れられて声が出せない舞は、少し苦しそうに喘いだ。彼女は目を閉じると、頭を後ろにそらすようにして指をしゃぶった。

「どう、気持ちい?」

 耳元で、由佳里が囁く声がする。由佳里の体がぴったりと舞の体に押し付けられ、秘部では由佳里の指が蠢いていた。温もり始めていた舞の秘部は、さらにナイロン布の上から揉みほぐされてますます熱を持ち、じんじんと来る快感が背筋を通って上って来た。彼女は両腕を突っ張るように伸ばし、力を入れて、快感を堪えた。

 感じ始めた舞の様子を見て、由佳里は舞の口から指をそっと引き抜いた。そしておもむろに手を降ろし、太腿のところから水着の中に差し入れた。左手で水着の布を少し引っ張り、できた空間に右手を入れ、肌を撫でるようにして舞の秘部へと指を伸ばした。

 由佳里の指が、唾液で肌を濡らしながら、舞の股間へと降りていく。秘部に触れる――。

「はぁんっ」

 由佳里の指は、まず性器の周りを入念に撫でて、唾液でしっとりと濡らしていった。それから改めて、舞の最も敏感な秘肉を触り始めた。時に、軽く爪を立ててなぶり、また時にぐっと指先で押さえた。

「あっ…はあ…はあ…はあ…」

 絶え間ない刺激に、舞は顔を赤らめ、口を開けて、大きく、荒く息をした。由佳里の責めは丹念で、細やかで、体を震わせるような激しい刺激はないが、代わりに温かいさざ波のような快感がじわじわと舞の全身に染み渡った。馬乗りになった由佳里にソファへ押しつけられたまま、舞はぐったりとなり、頭を力なくソファに寄りかからせた。

 由佳里は、舞の秘部を温め終えると、人指し指を秘部の中に挿し入れていった。指の中程までゆっくりと挿しこみ、その状態で軽く動かして膣内を掻き回した。その途端、快感の熱い塊が波のように舞に押し寄せた。

「く、あはぅ…かはっ」

 熱い塊は背中からうなじへと至り、舞は目の前に薄く霞がかかるような意識の遠のきに襲われた。舞の体は力が入らなくなり、ソファによりかかったまま、寄せ来る快感でびくん、びくんと痙攣した。意識のぼやけとは逆に、彼女の全身感覚は益々鋭敏になり、着ている水着の締め付け感さえもが彼女を酔わせていた。

 その時突然、舞は下腹部にひんやりとした圧迫を感じた。彼女の中で圧迫はぐんぐん広がっていき、たちまち溢れそうなくらいになった。舞はぶるぶるっと体を震わせ、顔を歪めて耐えた。

「…おしっこしたいのね?」

 舞の様子に気付いた由佳里が、舞からすっと体を離した。左手は水着に添えられたままだったが、右手は彼女の秘部から引き抜かれた。

「いいわ、こっちいらっしゃい」

 由佳里はソファから立ち上がると、舞の肩に手を置いて促した。舞は、まだ少しとろんとしていたが、意識は蘇りつつあった。自ら望んでいながら中断させてしまった嫌悪感から、体の火照りも薄れていった。

「すみません、せんぱい…」

「気にしないで。さあ、こっちよ」

 そう言って舞の手を引く由佳里は、かすかに笑っているようにも見えた…

 

 由佳里に案内されて、舞が入った小部屋は、しかし手洗ではなく、バスルームだった。

「え? ここ…」

 驚いて入口で立ちすくむ舞を、由佳里は構わず室内に連れ込んだ。そして舞の方を見ていたずらっぽく笑い、扉を閉めた。

「大丈夫。誰も見てないわ」

「え、でもぉ…」

 舞は、もはや溢れんばかりの圧迫感を足をねじり合わせて堪えながら、抗議の声をあげた。その声には、どうしようもない恥ずかしさと困惑から、うろたえた響きを帯びていた。

「心配しないで。私も見ないから」

 由佳里はそう言うと、くすり、と笑い、舞に背を向けた。そのまま2、3歩歩いて、壁からシャワーを手に取ると、栓をひねって水を流し始めた。

 舞は困りきったまま、立ち尽くしていた。目の前の由佳里は彼女に背を向け、手に持ったシャワーの水を床に流し続けている。下腹部の圧迫は、もう我慢の限界で、動くことも難しい。そしてついに、舞は諦めた。

 舞はぎゅっと目をつぶると、下腹部にこめた力を少しずつ緩め始めた。彼女の中で膨れ上がっていたものは、2、3度ゆらゆらと動いたかと思うと、ついに外へと洩れ出した。彼女は、局部とぴったり合わせた太腿の間に、温かい液体の流れを感じた。

 流れは、一度流れ始めるともはや抑えることはできなかった。細い筋のような漏出はすぐさま止めどもない奔流へと変わり、彼女の局部は水着のせいで生温かい液体にじゅくじゅくと浸された。彼女は一抹の安堵感を覚えたが、しかし鼻をつく独特の臭いが広がるにつれ、震えるほどの羞恥を感じた。

 不意に、シャワーの温水を足に当てられ、舞は驚いて目を開けた。見ると由佳里がこちらを向き、左手に持ったシャワーを彼女の方に向けている。由佳里はシャワーを軽く振ると、彼女の肩から下腹部までをまんべんなく濡らしていった。

 舞が立ったままでいると、由佳里はシャワーを彼女の下腹部に当て、背後にゆっくりと回りこんでいった。温水が、下腹部から腰へ、次いでウエストを少し流し、さらにヒップを洗った。温水は彼女を洗い、生温かい液体の不快感を消して行った。

「汚れちゃったから、きれいにしないとね」

 由佳里は小さな声でそう言うと、シャワーの温水を止め、バスタブの縁にかけた。そして舞の背中にぴっちりと体を押し当てた。彼女の左手は舞のウエストに回り、右手は下腹部へと伸びていった。その手には石鹸が握られている。

 由佳里の右手はぴったり合わされた舞の足の間に割りこむと、水着の上から彼女の陰部を、持っていた石鹸でごしごしと擦りはじめた。

 思いもよらない展開に当惑しながら、しかし舞は、由佳里にされるがままにじっと立っていた。欲望はこれが甘美な淫劇の二幕目であることに気付き、舞の心臓を再び高鳴らせていた。

「緊張しないの… 足、開いて」

 由佳里が耳元で優しく囁いた。舞が心持足の間隔を広げると、由佳里は微笑んで舞の耳にキスした。ぞわり、と来る感覚が舞の背筋を走り抜け、彼女は再び体が火照り始めるのを感じた。

 由佳里は、石鹸で丹念に舞の下腹部を擦り続けていた。まず水着の上から局部を軽く擦り、次いで腰周りとヒップにまんべんなく石鹸を塗りつける。黒い水着に石鹸の白濁をたっぷりなすり付けたら、再び舞の股間へ手を伸ばす。足の間に手を入れると、両方の太腿へも石鹸液を塗りつつ、局部を泡まみれにしていった。

 由佳里の手が股間に入りこむ度、彼女の手と舞の太腿がこすれる。石鹸のぬるぬるとした感覚が卑猥さをかもし出し、舞はさらなる刺激を求めて足をぴっちりと閉じた。そうして彼女は、由佳里の手が粘液まみれの太腿の間を通り抜けるにゅるりとした感覚を悦しんだ。股間では細かい泡が凝縮し、由佳里が擦る度にぐちゅ、ぐじゅ、と音を立てた。

「いやらしい音ね」

 由佳里はくすり、と笑うと、石鹸を置き、舞の股間部を覆う水着の布を掴んだ。彼女は布を前後に引き伸ばすと、局部上を滑らせるようにして、するっと布をスライドさせた。

「ひあっ!!」

 十分に石鹸を含んだ水着は、まるでローションを塗ったかのようにぬめぬめと滑り、ゆっくりとしたストロークで舞の股間を滑っていく。布が滑る間ずっと秘部に刺激を受け続け、舞は震えが来るほどの快感を味わった。

 さらに続けて、由佳里は2度、3度と布を動かした。絶え間無く刺激を受ける舞は、体から力が抜けていき、足が立たなくなって膝をがくがく震わせた。秘部からは蜜液がどっと溢れ出し、石鹸と混じりあって水着を濡らしていく。今までにない刺激に、舞は肩を丸めてぶるぶると震えた。

 舞の股間を存分に責めた由佳里は、今度は、舞の胸へと手を伸ばした。手を洗うようにして両手にたっぷりと石鹸を塗りつけると、肩のところから、水着の中へと手をねじ入れた。固い水着を押し分けるようにして胸まで手を進めると、掌で乳房の乳頭の部分をすっぽりと覆った。

 由佳里がゆっくりと乳房を揉み始めると、石鹸のぬめりが乳房をも包んでいった。既に固くなっていた舞の乳首は、石鹸にまみれて直立し、由佳里の掌でぐりゅぐりゅと転がされた。舞の体にちりちりと痺れるような微電流が流れ、舞は体を前屈みにさせて耐えた。

「はあ…はあ…あふう…はあん…」

 由佳里は益々体を密着させると、自分の右足を舞の右足に絡み付け、離れないようにした。それから右手を水着から引き抜くと、舞の秘部へと持っていった。

「んああっ…あっあっ……」

 秘部にずきんと来る刺激を受け、舞は喘いだ。由佳里の右手は、太腿のところから水着の中に入りこみ、ぬるぬるの秘部を直接擦って泡立てていた。舞は体をかくんと前のめりにしながら、崩れそうな膝で必死に立った。両手は腹に当て、快感でおかしくなりそうな自分を抱きしめた。背後には由佳里がいて、ぴったりと体を押し当ててくる。胸と股間は石鹸でぬぷぬぷとぬめり、さらに由佳里の手で愛撫されている。舞の全身に熱っぽい痺れにも似た快感が広がる。

「せ……せんぱぁい…あたし、もお…」

 ついに我慢の限界に達し、舞は力なく崩折れていった。体が折れたように前のめりになり、膝からずるずると床に崩れた。

 バスルームにうずくまってしまった舞を、由佳里は背後から優しく抱き起こした。そして座る向きを変えさせ、バスタブの壁に背中を寄りかからせた。舞の顔は刺激に耐えるために苦しげに歪み、肩で息をしていた。呼吸するために口は半開きになり、端からよだれが垂れている。立膝で座りこんだ下半身と、大きく上下動する胸では、水着の黒い布地が白い泡と粘液でねとついている。

 座りこんだまま、それでも舞は弱々しく両手を動かし、刺激を欲して水着の上から自分の胸を揉み始めた。途端に、舞の表情がさらに歪み、潤んだ瞳から涙がこぼれ落ちた。頭を後ろにそらし、呼吸の合間に喘ぎ声を漏らした。

「いいわ……一緒にいきましょう」

 そう言うと由佳里は、自分もバスルームの床に座った。朦朧としている舞の両足をM字に開かせると、自分も半ばあお向けに寝そべるような姿勢になり、脚を開いて腰を突き出した。由佳里の股間にも、いつの間にか石鹸がたっぷりと塗りつけられていた。

 由佳里は両腕に力を入れて、体をずらした。2人の股間が、触れ合う…

「ああんっ!」

 ほぼ同時に、2人の口から快感の声が洩れた。由佳里はぎゅっと目をつぶり、腕に力をこめた。舞は喉を反り返らせ、脚に力をこめると腰を突き出すように大きく開脚した。胸を揉む手の動きは、益々激しくなっていった。

 由佳里は、小さく円を描くように腰を振り動かした。由佳里の水着と舞の水着、布越しに2人の局部が触れあい擦れあい、お互いを刺激する。

「んんっ、くふう……いい、いいわぁ…舞ちゃん…んああっ」

 抗いようのない激しい刺激と快感に、由佳里はよがり声をあげ、腰を動かし続けた。腰が回る度にぬちゃぬちゃと猥音がして、刺激を高めていた。由佳里は頭を後ろへ垂らし、さらに激しく腰を動かして、己を絶頂へと導いていった。

「ああっ、だっ、だめええっ、もう、あっ、ああああっ!」

 脊髄を電流で直撃するような、白い衝撃が体を貫く。最後の瞬間、バスルームに尻餅をついた姿勢で、由佳里の体は綺麗なブリッジを描いた。一方の舞は、開脚した足を自分の腕で抱え込み、その格好でびくびくと激しく痙攣した。

 快感のほとばしりが過ぎ去った後、2人はバスルームにぐったりと倒れこんだ。そのまま、しばらく動くことができなかった。バスルームには、はあはあという2人の荒い呼吸音だけが響いていた。

 

5.それから

「ラスト2本、そーーれっ」

 きびきびとしたかけ声の末尾に、水着姿の乙女達が水に飛び込むしぶき音が重なる。舞も、屈めた体にぐっと力をこめ、飛び込み台を蹴った。水中で体を伸ばすと、大きく一掻きして浮き上がり、そのまま一気に抜き手を切る。

 トップで泳ぎきった彼女は、他の部員がゴールするまで少しの間、コースロープに寄りかかるようにして水中に立ち、呼吸を整えていた。周りのコースで、舞より遅れて壁面にタッチした部員が次々と頭を浮かせた。全員が揃ったところで、軽く潜ってステアへと向かう。

「水上さん」

 端のコースロープまで泳ぎついたところで、舞は背後から声をかけられた。振り返ると、そこにいたのは由佳里だった。

「せんぱい!」

「ほんとに速くなったわね。凄いわ」

 由佳里の顔はわずかに上気し、息も上がって、声がやや途切れがちだった。泳ぎこみで、一緒に泳いでいたのだ。

 あれから由佳里は、水泳をやめるという話はしなくなった。後輩の指導に当てる時間も少し減らし、その分を自分の練習に当てた。依然記録は伸びていないようだが、しかしいつかは伸びると舞は信じている。

「私も負けられないわね」

 由佳里はそう言って、にっこりと笑った。

「さ、上がりましょ。ラスト1本」

「はい!」

 舞も、満面に笑みを浮かべて由佳里に答えた。

 
 
FIN
 
 
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